今回の発信は”配当を理解する”。すなわち配当の影響力についてである
そして”とるべき行動”を示す。
”とるべき”かどうかは是非ご自身で判断してほしい。
現在”NISAつみたて投資枠”で投信(インデックス&低コスト)を運用していると思われる。
しかし集積された株(ファンド)の値上がりは、実は大したことがない。
米国株式S&P500が過去50年間強い上昇を続けていたのは、”配当の再投資”がとても大きく寄与している。
一度確認をしてみよう。指数を上昇あるいは下落させる要素は大きく3つ
①組み入れられる個別銘柄の上昇あるいは下落
②為替変動による上昇あるいは下落
そして、、
③配当の再投資の資産増加による上昇
である。気づいたと思うが、③(配当)は当然”下落要因にはならない”のだ
現在のS&P500指数に置き換えてみると・・・
①は高値で指数圏弱気相場入り(↓)
②は円高傾向で指数下落(大きく↓)
③は指数上昇(ゆるやかに↑)
(↑)<(↓)の結果、指数は下がっているのだ
しかし
長期で考えると、
①は年利3-10%の成長
②為替は90円-150円/1ドルで上下する(考えない)
③は増え続ける
しかし理解していても、人は現在の指数下落に気持ち良さは感じないだろう。
そこで ③だ。
③のポートフォリオを少しだけ持つことは、指数下落に対する気持ちの安堵感が生まれる。
なぜか?配当による収入があるからだ。
では③は何を選べばいいのだろうか?
常日頃から個別銘柄はリスクが高いことを示唆してきているため ”大きな声でおすすめ”はしない
しかし”失敗しない配当銘柄投資”は現にあり、株式市場で常に勝っている投資家は”配当”を重視している。いわゆる”レガシー(遺産)投資”である。
ここで配当を理解しよう。
配当は企業が税引後の純利益を株主に還元することで発生する。
その配当総額が純利益のどのくらい占めているかを示すのが”配当性向”、
1株あたりの配当金を現在の株価で割ったのが”配当利回り”だ。
例えば、現在株価1,000円の銘柄は、配当利回り2%で100株保有した場合、2,000円/年である
そして配当金は決められた権利日(年2回or4回毎に)後、2ヶ月ほどで株主へ支払われる。
さあ それでは 星の数ほどある銘柄の中で選ぶべき銘柄は何だろうか?
この銘柄選びはとても大切で、つみたてNISAと同じく一度買ったら売らない覚悟が必要だ
でも個別銘柄だと様々な競争環境にさらされ、業績悪化、利益減退、配当減配のリスクは常にある。
減配すると当然株価は大きく下落し、結果、資産は含み損を抱えることになる。
これは絶対避けなければならない。
しかしこのような銘柄の場合はどうだろう。参入障壁の高い事業を長年続けている企業が更に成長を続け、そして配当を毎年増やし続けている。
株価は市場の心理状態で上下を繰り返し成長してはいるが、それ以上に成長する企業
それが”レガシー銘柄”と呼ばれている。
残念ながら、現在日本株には1つも存在しない(予備軍はいくつかあるらしいが・・)。
しかし、投資の本場米国には50以上の”レガシー銘柄”が存在する。
そのひとつは誰もが知っている”MCD(マクドナルド)”である。

今回は”MCD(マクドナルド)”をお勧めするのものではない。
それは配当に対するもう一つを理解しなければならないからだ。
配当は保有する銘柄の資産総額に対する利回りで支払われる。
例えば15万円(1,000$)のMCDを保有していても、年間の配当は4,000円(25$)ほどしかならない。(※為替150円/1$とする)
受け取る年間配当で”期待される金額”と思われる金額はいくらだろうか?
その場合現在の収入を基準とするのが理解しやすい。その人の年収500万の場合、その2割ほどの収入があれば”期待”に近づくと思われる。
ならば年間100万円(≒6,700$)の配当を目標にMCDを購入すると、元本4,000万円($26,600)必要だ。どうだろう これだけでは配当投資はあまり現実的な投資ではないことが理解できるだろう。
ではやめしまうか?それも一つの選択であるが、今一度初心に戻って考えてみる。
安全な投資というのは、”長期”で行うものである。”長期”で”少しずつ”増やしていくのである。
それをこの配当に置き換えると、レガシー銘柄を”少しずつ買い増し”した結果、配当も”少しずつ増えていく”。そしてレガシ-銘柄は 更に配当の成長が加わる。”増配”だ。
先ほどの”MCD(マクドナルド)”は”増配”をしている。2026年に約50年増配をした”配当王”と呼ばれる銘柄となる。
例えば今日”MCD(マクドナルド)”へ100万円分の株式を購入し、支払われる配当金すべてを再投資した場合、20年後に3200万円(※現在と同じ150円/$1の場合)となる。
株価も成長するが、配当金が年々増えていくので、配当金再投資が元本を膨らませ、複利が加速する。
成長率が加速するのである。そして50年後・・・3億3036円となる。
”MCD(マクドナルド)”をおすすめするものではないが、少し理解をしてもらえただろうか?
これが ”配当を理解する” その内容である。
そして、日本株にも”レガシー銘柄”となりうる銘柄が2025年時点で1つだけある。”4452 花王”である。
③の問題に戻り、とるべき行動を示す
・目標は、株価指数下落のもどかしかを少しでも緩和する処方箋として”配当”を得る
・銘柄は、
-1毎年増配し、増配を20年以上続けている銘柄(配当貴族)→(2025年3月時点で国内銘柄は19銘柄のみ)https://diamond.jp/zai/articles/-/229803
-2キャッシュ(利益ではない)が豊富で、参入障壁が高く、成長を続ける企業
-3日本で居住する限り、為替に左右されない銘柄=国内銘柄
・金額は、余剰金の範囲内で、積立設定(楽天カブツミ等)をし、少しずつ買い増す
楽天カブツミhttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/saving/
・方法は、つみたてNISAを運用する証券口座で”NISA成長枠”を使い購入
受け取った配当金は非課税。再投資してもよし、使ってもよし、自由である。(再投資すると複利が加速する)
・出口戦略は、購入後は絶対に売らない。売るときは現金が必要となった時である。
以上が今回の配信である。
※今回の発信に限らず、投資は長期(15年以上)で行うことが必須である。
短期投資はすべてにおいて投機(バクチ)である。
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